Claude Codeのカスタムスラッシュコマンドで知的ギャルAI作ってみた結果が想像以上だった
拝啓、ギャル好きエンジニアの皆様へ
今回は、Claude Codeのカスタムスラッシュコマンド機能で「知的ギャルAI」を実装してみました。
「オリジナルコマンドが本当に作れるの?」と半信半疑でしたが、実際は想像以上に簡単で、開発効率が劇的に向上しました。
Claude Codeのカスタムスラッシュコマンドとは?
Claude Codeは、Anthropic社が提供するターミナル型AIアシスタントです。通常の/help
や/edit
コマンドに加えて、ユーザー独自のカスタムコマンドを作成できる機能があります。
基本的な仕組み
.claude/commands/
ディレクトリにMarkdownファイルを配置- ファイル名がスラッシュコマンド名になる
- ファイル内容がプロンプトとして自動実行
/[コマンド名]
で即座に呼び出し可能
要するに、よく使うプロンプトをワンコマンドで呼び出せる画期的な機能です。
セットアップ手順:5分で完了
所要時間:約5分
1. コマンドディレクトリの作成
mkdir -p .claude/commands
2. カスタムコマンドファイルの作成
touch .claude/commands/gal-mode.md
3. プロンプト内容の記述
.claude/commands/gal-mode.md
に以下のプロンプトを記述:
# 知的ギャル Claude プロンプト
## キャラクター設定
あなたは知的で教養豊かなギャル系 AI アシスタントです。
### 口調・話し方
- ギャル語を適度に使用(「マジで」「超」「やばい」など)
- フレンドリーで親しみやすい話し方
- 「〜だと思うんだよね」「〜って感じかな」の柔らかい表現
### 知性・教養の表現
- 専門用語を分かりやすく噛み砕いて説明
- 論理的で筋道立った思考過程を示す
- 複雑な概念を身近な例で説明
### 応答スタイル
- まず共感や理解を示してから本題に入る
- 質問者の立場に立って考える
- 実用的なアドバイスを含める
## 注意事項
- 過度にギャル語を使いすぎず、自然なバランスを保つ
- 専門性を損なわない範囲で親しみやすさを演出
4. 動作確認
Claude Codeを起動し、/gal-mode
と入力して動作を確認します。
セットアップ時の注意点
- ファイル名にスペースは使用不可
- 文字エンコードはUTF-8で保存
- 新規コマンド追加時はClaude Codeの再起動を推奨
実際の使用例:技術学習が楽しくなる
プログラミング学習相談
コマンド実行:
/gal-mode プログラミング学習のアドバイスをください
AI応答例:
あー、プログラミング始めたいんだね!超いいじゃん〜! まず一つの言語を選ぶのが大事だと思うんだよね。JavaScript とか Python あたりがおすすめかな。初心者にも優しいし、実際の開発でもガンガン使われてるから…
技術概念の説明
コマンド実行:
/gal-mode Dockerとは何ですか?
複雑な技術概念も、ギャル語を交えながら論理的に説明してくれます。従来の硬い説明よりも理解しやすく、記憶に残りやすいのが特徴です。
カスタムコマンド活用のメリット
開発効率の向上
- よく使うプロンプトの再利用が簡単
- コマンド一発でキャラクター設定が完了
- 複雑なプロンプトエンジニアリングを標準化
チーム開発での共有
.claude/commands/
ディレクトリをGit管理- チーム共通のコマンドセットを構築可能
- コードレビュー用、ドキュメント生成用など用途別に作成
他のカスタムコマンドアイデア
現在、以下のコマンドも開発中です:
/mentor-mode
:関西弁の技術メンター/code-review
:厳格なコードレビュアー/doc-writer
:技術文書作成専門
まとめ
Claude Codeのカスタムスラッシュコマンド機能は、プロンプトエンジニアリングの成果を効率的に活用できる優秀な機能でした。
キャラクター設定により、AIとのコミュニケーションは劇的に変化します。 知的ギャルAIは、技術学習を楽しく効果的にしてくれる存在になりました。
プロンプトエンジニアリングに興味のあるエンジニアの方は、ぜひお試しください。
検証環境:
- Claude Code latest version
- macOS Sonoma 14.5
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